「Canon 100% fiore」と「shine」

  • 明日という日はないと思って弾け!

Shineをかな変換のまま打ったらちょっとこころが折れました。まあいいや。
以前「Canon on Parade」についてかきました()けれども、昨日またしても帰り方を変えてツタヤさんにいってみたら興味のあった「カノン100% fiore」があってちょっと嬉しかったのです。いいツタヤです、シャケ缶以下略もあったし。
さっそくIpodに突っ込んでみましたが、これでパッヘルベルのカノンのアレンジ曲だけで25曲も入ってることになりました。。
……きっもいIpod!(・∀・)
まあそれはともかく、やっぱり「Canon on Parade」よりアレンジが強めで面白かったです。
なんとなく学校の放課後を思い出すようなトラック03「スウィートホーム」などがよかったかなあ。期待していた尺八カノンは意外にふつうすぎて残念でした。*1
ただ、正当派なカノンが聞きたければやっぱり「オンパレード」のほうがいいかもね。早速、カスタムで「Canons」っつうジャンルをつくって二十五曲をまとめておきました。電車の時間がカノン尽くめです*:.。☆
(悲しいときー!と叫ばれて上げ株かどうかは微妙なところ。笑)


で、『Shine』ね。
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズチェスト』 を見に行きまして、すっごい面白かったけどやっぱり前作の敵役バルボッサ船長が好きだわースキスキ、とその中の人もといジェフリー・ラッシュの作品もあさってきました。
彼の出演作品は以前から『ピーター・セラーズの愛し方』とか『クイルズ』とかは見ておりましたが(『クイルズ』がエロコワカッコよくて大好き)、彼がアカデミー男優賞を取った一番の代表作であり名作の『Shine』はいっつも貸し出し中だったわけだ。わーい。
高校の美術の時間に「気が多くて流されやすいのだ俺は」と宣言していたやる気のなさげな先生によって、二コマを潰して一度鑑賞したことのある映画でありますが、やっぱり今見てもすごい映画でした。
コンクールでラフマニノフ第三番を引くデヴィッド・ヘルフゴット(若き日の彼を演じるのはノア・テイラー*2です。すごいです)の映像があまりにも圧巻。物凄い緊迫感と、そして――っていう。
映画が始まって三分の二くらいまで重く、暗く、厳格に話が展開していくので(でもカットワークが一々素晴らしいので嫌気はさしませんが)どうなることかとおもいますが、最後は救われた明るい感じで終わるのです。やあ、すごいなあ。ジェフリー・ラッシュ演じる後年のデヴィッドが、あまりにも軽やかでたいへん素敵。
ストリーキング一歩手前な格好で飛んだり跳ねたりするので初見当時うら若き高校生だったわたしはギョッとしましたが、バルボッサ船長が好きな人は見るが良いよ。きらいでも見ると良いよ。こんなに力のある、そして軽やかな映画はなかなかないと思う。
ジェフリー・ラッシュは、すてきな役者だ。

シャイン [DVD]

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この実在のピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴッド本人とその夫人については国営放送のこのページが詳しいです。ちょっと感動。
……てか、映画でのラッシュの演じたデヴィッドは36歳あたりだったのね。。うーむ(笑)

*1:たとえば「野田版研辰の討たれ」の、胡弓と琴による『カヴァレリア・ルスティカーナ』みたいなのを期待していたのです。。

*2:チャーリーとチョコレート工場のお父さんだ