桜ー

この日は親戚に学業報告というかご挨拶にいきましたがまあ、なんでしょうね従兄弟が激しく元気で生気を吸い取られたです。いいなあ、一ケタの年にもどりてぇよ。
しかし彼らはお屋敷にほーむしあたーのある地主の息子であり幼少の折から英才教育をうけておられるので、ばれえだのピアノだのおうただのえいごだの習っていて週に一日しか休みがないとかで、こっそり「ああ……ドラえもんの漫画とか親切ごかしにあげようとしなくてよかった……」と本気で思った。一回り余って下のお子様に「てんでようち」とか「くうだらない」とか言われた日にはもうほんと生きていけない。
そしてそんなくそ寒い日に配信されたての「ききみみ名作文庫」のコンテンツはよりによって梶井基次郎の「桜の樹の下にはであり、帰り道沿いの河原に満々と続く夜桜の下に立ちながらあのような話をきいていると覿面に神経が変になりそうで中々おもしろうございました。おまえ、とか語りかけられてるんだもの。。桜のようなうすらねぼけた色の花を好むのは日本人ぐらいだとききますが、あいつは酒も飲めて文学的でなかなか乙な花ですね。



でじかめで やけいがうまく とれません